太陽光発電の問題点①「太陽光発電設備」について

エコテクノルーフの販売の技術サポートをさせていただています技術顧問の藤村です。エコテクノルーフは屋根材としての機能をもつ太陽光発電設備であります。こちらでは「太陽光発電設備」についてご紹介します。

太陽光発電設備は、当たり前ですが「発電設備」です。特徴としては、日中に太陽光が照射すると発電します。曇や雨天などは日射量が下がるため発電量が低下します。夜は発電が停止します。天候により発電量が変わる「発電設備」です。発電して創られた「電気」は、住宅ではテレビや冷蔵庫、エアコンなどの家庭で使用されている設備にまず自家消費として使用されます。余った分の電気は売電できる仕組み(固定買取制度:余剰売電)となっています。夜間発電していないときは、電力会社から電気を購入することになります。
これらは基本的なことなので、ご存知の方もたくさんいらっしゃるでしょう。ここでご紹介するのは、あまり知られていないことをご紹介したいと思います。

太陽光発電の業界で2000年から18年目の経験をしている中で、いろいろな場面に遭遇し対処してきました。
特に不具合の現場を経験するほど、技術的な側面から業界を見たときに気になるところがあります。
これらの一般的には知られていないことをご紹介したいと思います。
ポイントは、「安全にご使用いただくために、しっかりと設計・施工をすること」となります。

平成29年9月22日に消費者庁の太陽光発電設備の不具合の原因調査の報告書が発表されております。
消費者庁 「住宅用太陽光発電システムから発生した火災等事故に係る事故等原因調査について(経過報告)」
http://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_012/

この報告書には調査を行った約1500件で全体の10%が不具合を経験している。その内で69%が著しい発電量の低下、発電停止となっていると報告があります。
太陽光発電設備は、夜間のような発電しないときには電力会社から電気を購入する仕組みになっているため、何かしらの原因で発電が低下・停止しているときには、わからなくなってしまいます。発電が停止して6ヶ月以上経過してから気がつき、金額にすると約6万円の電気料金相当が発電できなかったということも実際にはありました。そのため、せっかくご使用いただいている発電設備がしっかりと発電していることを確認することは大切なポイントの一つです
また、不具合の中には、発火事故も含まれていて生命・身体被害に至る可能性があるということが報告されています。そのほかにも、台風による飛散、台風ではない強風時に飛散、積雪により倒壊、屋根材の破損による雨漏れなども起きています。特に住宅でご使用いただく場合には雨漏れでの家財の損害、屋根周辺部材の破損、建物内で発煙し煙などで天井や壁を真っ黒にした事故など起きた場合にはお施主様は驚かれ、場合によっては身の危険を感じます。実際に起きている事例です。

太陽光発電設備を安全にご使用いただくためには、①ご使用いただく場所で適切な設備(設備基準の適合性)で、②しっかりと基準通りに施工ができていて(施工品質と使用前の自主検査の実施)、③ご使用いただいている期間も設備の状態が良いこと(定期的に保守・点検を行う)が大切なポイントとなります。